五月人形の「選び方」とは言っても
「ご家族が気に入ったものを選ぶ」これ以上のポイントはありません。
その上で、大切なお子様のために「少しでも縁起が良いように」「少しでも質の良いものを」と願うご家族のお気持ちも大切だと平安大新は考えます。安さだけを重視して後悔するのではなく、ご家族にとって一番良いものと出会えるように、見分け方のポイントと、五月人形に関するちょっとしたお話しをご披露させていただきます。
お子様が生まれて最初の端午の節句、いわゆる初節句にあわせてご用意ください。
五月人形の購入日や配達日、飾り始める日は大安でなくてはならない、という決まりはありませんが、
お節句ギリギリよりも早め、お彼岸が一つの目安になります。
お彼岸の後~4月の上旬は店頭・ネットショップを問わずどこのお店も大変混み合い、売り切れは勿論、
時には配送が間に合わないことも。折角のお祝いを楽しい思い出にするためにも、早めのご用意をおすすめしております。
なお、「しきたり」ではありませんが、お墓参りとお祝い事は重ならない ようにする習慣があります。これもお彼岸を避ける理由の一つですね。
現在では特に決まった伝統はありません。
ですが、実際に五月人形を飾るのはお子様とそのご両親ですから、ご両親が気に入ったものをお買い求めになる場合が多いようです。
その際、ご祖父母がスポンサーとなっていらっしゃるお客様も多いですが、その場合に父方・母方どちらの家が贈るか「これが正しい」というものはありません。
地域の伝統も含め、ご両家でよくご相談ください。
「赤」はお目出度い色でもあると同時に「大将」つまりは軍を率いる総大将の色でもあります。
日本では、伝統的に長男が家督を継ぐ習慣がありました(勿論、現在はそのような法律はありません)。そのため、武家に生まれた
長男は後に大将となり、続く弟たちが支えることも多かったことでしょう。
「赤い鎧」は「大将の鎧」ということで一番格が高いとされるため、上記のような習慣の名残で「二番目・
三番目の男子に長男(大将)より格上のものは贈らない」という風習が生まれました。
鎧と兜では、「鎧飾り」>「兜飾り」とですので最初のお子様に「兜飾り」を贈っていた場合は
続くお子様にも「兜飾り」がよしとされます。
とはいえ、健康への祈りを篭めて飾るのが五月人形の本分。
ご家族でずっと飾れるお気に入りを探すのが一番です。
お父さんやご親戚のものを譲り受けたり兄弟で兼用するのではなく、
ぜひ、初節句にあわせて新しいお飾りを揃えてあげてください。
「うちはマンションだからいくつも飾るスペースが無くて…」といった声もお聞きしますが、平安大新では、
現代の住宅事情にあわせて従来の段飾りではなく、価格もスペースも抑えられる平飾りを多数ご用意いたしております。
鎧飾り・兜飾りともに横幅30cmの省スペースタイプからご用意しておりますし、
「飾り台」や「屏風」「弓・太刀」が無いシンプルなタイプのものもご用意しております。
また、平安大新の五月人形は工芸品としても十分にお楽しみいただけるクオリティでおつくりしておりますので、 お子様が成長されてお守りとしての役目を終えても、インテリアとしてぜひ、末永くお飾りください。
ガラスケースに入った五月人形は、梱包から出してそのまま飾れるのとお掃除の手間の無さが魅力。小さなお子様が手を伸ばしても触れられないという点も良いところです。その一方で、ガラスケースの大きさはどうしても変えられませんから、飾る場所も収納スペースもガラスケースの大きさ分が必要になります。
ケースの無い平飾りは埃を避けられませんのでこまめにお掃除が必要になりますが、平安大新では鎧も兜も全て「お櫃」(飾り台を兼ねている箱型の入れ物)に収納することが出来ますので、お節句の時期以外はコンパクトに纏めておくことが出来ます。※屏風・弓太刀等とのセットの場合は異なります
利点 | 欠点 | |
---|---|---|
「しきたり」を気にされる方にはこんなお話も。
ガラスケース=箱、ということで「箱入り息子」になってしまう!という説もあります。これも考えようで「更に守ってもらえる」と取るのも一興です。
いずれにせよ、「ガラスケース」が登場したのはつい最近のことですから、「しきたり」というほど古いお話でもありませんね。
鎧や兜の大部分は、実は細かな板状のパーツを繋いで造られています。
「小札(こざね)」はその金属(または革)の板。「縅糸(おどしいと)」はその小札を繋ぐ紐のことです。
「縅糸」は主に正絹ですが、高価なので粗悪なお飾りでは地の「小札」が見えるほどスカスカな場合もあり、正面から見えないという理由で吹き返しの裏側(写真の箇所)は縅を省略するものも。軽さを求められる「着用」やデザイン等の例外を除き、しっかり詰まった縅糸は良品の目印です。
なお、布地として糸の質が前面に出るお着物と違い、五月人形の縅糸は正絹であることにこだわる必要はありません。
主に前立てや鍬形に用いられる「鍍金(ときん)」の技法。
「鍍金」とは「金メッキ」のことですが、「本金鍍金(ほんきんときん)」と言う場合には24K(または18K)を用いているものを指します。本金鍍金の場合、多くは「ツヤツヤ・ピカピカ」の金ではなくマットな光沢に仕上がります。
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