『夢黄櫨染』とは。
平安時代初期『黄櫨染』は、嵯峨天皇の詔により『天皇のみが第一礼装として着用する御袍』と定められ、それ以降、約1200年の長きにわたり、天皇側近の少数の人々以外の目に触れる機会がなく、正確な染色法も一般には知られていないことから、染の世界では『幻の染』と呼ばれていました。
歴代天皇が実際にお召しになっていた『黄櫨染』を、染色作家【奥田祐斎氏】が特別に調査する機会を得、その謎を解き明かして現代に再現するとともに、その再現過程で得たノウハウを期に独自の染色技法を考案し、新たな5色の色変化バリエーションを加えた日本独自の染色技法により誕生したのが『夢黄櫨染』です。
お殿様は、古来より高貴な色とされてきた紫を基調とした、グラデーションの色彩が美しい『夢黄櫨染』衣裳に、正絹組紐前垂と腰紐を組み合わせて華やかさをプラスしました。また、位の高い人ほど長かった背中の裾(きょ)には菊文様を施し、その裾を止める石帯や魚帯も付け、見えない所にまでこだわって造りあげました。
お姫様には、お殿様と同じ『夢黄櫨染』の紫を基調としたグラデーションの唐衣を着付け、美しく上品な色彩は光の当たり方により衣裳表面のお色が変化いたします。清楚さを感じさせる白色の重ねには裏地を赤と細部までこだわった逸品です。
光の当たり方によって、衣装表面の色が変化!紫は本来「邪よけ」の色として使われており、外から入る「魔」に対し内に秘めている「邪」(病気や悪い心)を追い払うとされている色です。
上品かつ高貴なお顔立ちは、優雅な笑みをたたえ誰が見ても美人と言える納得のいく仕上がりになっています。
お殿様・お姫様おそろいで着付け、上品で優美でありながら豪華さがあり、落ち着いた雰囲気の仲睦まじいお雛様となっています。
高級感あふれる丈夫な木製の飾り台は、黒塗りクリアー加工を施し、艶やかな光沢を放つしっかりとした作りです。屏風には、お雛様を引き立てるにふさわしい金箔に麻の葉文様を施した豪華な四曲屏風を使用。
前飾りのお道具には格式の高い伝統工芸駿河雛道具を採用しました。渋みのある漆塗りのお道具の表面には手の込んだ本金細工があしらわれ、おしゃれな口花を使った三宝、巻物を乗せた菱台で揃えたこだわりのお道具セットです。その一つ一つが、職人が手作業で仕上げた至高の逸品です。絢爛豪華な仕上がりと、素朴な落ちつきを持ったバランス感覚あふれるセットです。
お雛様の両脇には小さな花びらがとても可愛らしい紅梅白梅のお花をセット。本物志向で造られた木製のお花で、豪華なお雛様をより上品に彩ります。
ぬくもりあふれる和紙の筒状の灯りにもこだわりが感じられますね。
すっきりと無駄のない、それでいて平安の雅を感じさせる価値ある親王飾りです。 艶やかな美しさと落ち着いた趣が見事に融合し、高級感抜群の高貴なお雛様セットにいたしました。
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