兜の守護神として鍬形の中心に鎮座し、男の子の健やかな成長を見守っています。天に向かって長く伸びる鍬形は、細くなく太すぎず絶妙なバランスの形になっています。表面には傷が付きにくいように羽毛彫りの特殊加工が施してあり、とても扱いやすい鍬型になっています。

両側の耳のような部分を『吹き返し』と呼び、ここに透かしの彫金金具を組み込みました。正絹の組み紐には初陣の誉れとして名高い朱の色を再現。

赤い忍び緒として厄除けにもなりとても縁起が良い兜になります。もちろん正絹の上等な素材を使用していますので、永く飾っても色褪せや色落ちの心配がございません。

この兜の特徴でもある、頭の部分（鉢）が円形で、ぼつぼつの鋲のようなものがたくさん散りばめられたこの兜は、『厳星兜』（いかぼしかぶと）と呼ばれています。

名匠の熟練した技と経験を活かして造りあげられたこの兜は、数十枚の細長い鉄板を半球状に矧ぎ合わせ、『星』と呼ばれる留鋲をひとつひとつ打ち留めて造られたとても手間が掛かった兜飾りで、お子様の無病息災を祈り、広く幸せと魔除けとして造られた大変縁起の良いものです。

兜を飾る台兼収納箱には、表面を傷のつきにくい紗張り加工を施し、煌びやかな金具を各部分に取り付けた豪華な桐櫃を採用しました。丈夫で湿気にも強く、兜を収納するには最も適した収納桐櫃です。

弓太刀には兜の大きさとのバランスを図り、シンプルなものを揃えました。コンパクトサイズで迫力ある兜飾りをお探しの方におすすめです。

飾り台には軽くて扱いやすい桐を使ったコンパクトな平飾り台をセット。表面の畳には色変わりの少ない「流備畳み」を組み込んだ、高級感ある飾り台です。屏風は伝統的な金屏風を採用。兜飾り本体を豪華に引き立てます。

兜の両側に配置された正絹の家紋旗には、お客様の家紋を一枚一枚手で染め上げる『本染家紋旗』をお入れします。子孫繁栄のしるしとして、丁寧にお客様の家紋をお入れさせていただきます。もちろん、お子様のお名前とおめでたい「祝」を対にした手染めの正絹錦旗にご変更も承りますので、お好みでお選びください。どちらの両旗もお子様の立身出世と健やかな成長を祈って、丹念に正絹旗に染め上げます。

＜＜手工芸品ならではのお願い＞＞

※商品は全て一つ一つ職人が手造りで製作しています。職人が心を込めて手で作られている手工芸品のため、お届けする商品には一部掲載画像と、色合いや柄の出方に違いがある場合がございます。また製作時期によりましては、同様に多少の違いがございます。

※ケース商品の場合、ガラスやアクリルなどを使用して製作しています。万一の場合危険ですので、小さなお子様が触れない様十分ご注意下さい。

※この製品の木製部分は、手造りによる仕上げとなっております。大量生産品のような均一な出来とは違い、一品一品にスレやへこみ、部材による多少の反りや木目が出る場合があります。天然素材であることをご理解の上、ご検討下さいませ。

※品質向上の為、予告無く細部の仕様が画像と異なる場合があります。またディスプレイの種類によりまして、商品画像の写り具合や色合いが若干実物と異なる場合がございます。